第8回サポーターズミーティング 開催レポート

REPORT

【左】つばさクリニック 医療ソーシャルワーカー 南 智子 先生
【右】らいふケアプランセンター倉敷 ケアマネジャー 岡﨑 香代子 先生

ケアマネの働きや訪問診療への理解深める

4月24日、対話型企画「サポーターズミーティング」第8回を開催、48名のサポーターが参加しました。参加対象はブロンズクラス以上に認定されているサポーターで、ミニレクチャー、レクチャー内容に関するクイズ、グループ討議を行います。
第8回のテーマは前回に引き続き「在宅医療」。ケアプラン リ・ライフ 岡﨑 香代子氏とつばさクリニック 医療ソーシャルワーカー 南 智子氏に「家で過ごす~病気があってもその人らしく~」と題してレクチャーいただきました 。

レクチャーでは、訪問診療が持たれがちである「がん」や「在宅看取り」のイメージに対して、実際は認知症や慢性疾患でおひとりでは通院が難しいかたも利用でき、体調が整えば訪問診療を終了できると解説。さらに、寝たきりでも、病気になってしまっても、その人らしい生活を送ってもらうために、ご本人・ご家族主体の在宅医療を提供できるよう、地域の医療機関同士お互いの役割を生かし支えたいと実例をまじえながら話されました。 

グループ討議では、日常生活で相談できる窓口を知っておく必要性や地域とのつながりの重要性を伝え合い、討議後、サポーター代表1名が「訪問診療を活用することで家族皆が生活し易さを得られた」と自身の体験を発表しました。

サポーターズミーティングは5つのテーマを設け、「救急医療」「かかりつけ医」「転院(急性期→回復期)」「在宅医療」を取り上げてきました。第9回・10回は、5つ目「終末期」をテーマに開催します。

グループ討議で出たご意見

●父親を在宅で看取った。大変だったが、自分が笑顔で介護していたら、介護される父親も感謝して笑顔だった。入浴など、上手にサービスを組んで利用したので家族も息切れすることなく支えることができた。

●ミニレクチャーを受けて高齢者以外も訪問診療の対象となるという知識が得られて近所の方にも知らせたい。

●選択肢が増えてきてはいるが条件などが細かくある事を知って色々迷う。今日、話を聞けたので良かった。