第7回サポーターズミーティング 開催レポート

REPORT

【左】つばさクリニック 医療ソーシャルワーカー 南 智子 先生
【右】らいふケアプランセンター倉敷 ケアマネジャー 岡﨑 香代子 先生

「自宅で生活したい!」を叶えるために皆で意見交換

2017年10月19日、対話型企画「サポーターズミーティング」第7回を開催しました。参加対象はブロンズクラス以上に認定されているサポーターで、構成はミニレクチャーとグループ討議としています。

第7回のテーマは「在宅医療」についてで、らいふケアプランセンター倉敷 ケアマネジャー 岡﨑 香代子 先生と、つばさクリニック 医療ソーシャルワーカー 南 智子 先生が「家で過ごす~病気があってもその人らしく~」と題し、要介護状態になっても住み慣れた家で過ごすための方法を、事例を交え分かりやすくお話しされました。

訪問診療と往診についてでは、訪問診療で定期的に診てもらうことで、急に体調が変化した場合でも往診が可能。訪問診療は、「がん」や「在宅看取り」のイメージが強いかもしれないが、必ずしもそうではなく、認知症や慢性疾患などでおひとりでは通院が難しいかたも利用でき、体調が整えば一旦終了することもできると説明されました。 

寝たきりでも、病気になってしまっても、その人らしい生活を送ってもらうために、ご本人・ご家族主体の在宅医療を提供できるよう、地域の医療機関同士お互いの役割を生かしながら支えたいと話されました。

ミニレクチャー後、各グループで自己紹介やクイズに挑戦し、グループ討議に移りました。議題は「『自宅で生活したい!』を叶えるためには何が必要?」。ご自身の経験を交えるなど活発な意見交換が行われました。

グループ討議で出たご意見

●父親を在宅で看取った。大変だったが、自分が笑顔で介護していたら、介護される父親も感謝して笑顔だった。入浴など、上手にサービスを組んで利用したので家族も息切れすることなく支えることができた。

●父親が在宅医療を希望し実現できた。最初は何も分からなかったが、包括支援センターに行き、ケアマネジャーの存在や介護ベッドを借りられることも初めて知った。家族だけでは支えきれないので、助けてもらうことが大切。

●以前は、自宅で最期を迎えるのは、もう病院では治療できない、見放されたといったイメージだった。しかし、今は訪問診療などを使えば、充分自宅で診てもらえることが分かった。